DeNAサヨナラ勝ちで今季最多の観衆が熱狂 ラミレス監督「アメイジングゲーム」
「ファンの熱い声援にふさわしい勝利だった」
■DeNA 6-5 阪神(1日・横浜)
DeNAは1日、本拠地での阪神戦を6-5でサヨナラ勝ち。2位阪神とのゲーム差を2とした。中盤までのリードを7回に逆転されたが、すぐに追いつき、最後は梶谷のサヨナラ打で勝利を決めた。ラミレス監督は「アメイジング・ゲーム。今日、来ていただいたファンの熱い声援にふさわしい勝利だった」と、今季最多の2万7850人の観衆の前で劇的勝利を喜んだ。
先発した阪口が5回1失点と好投したが、7回にリリーフ陣が打たれてプロ初勝利の権利が消えた。それでもラミレス監督は「これからチームを支えてくれるニュージェネレーションのバッテリーが、厳しい場面も切り抜けてくれた。彼らの働きがあってこその勝利」と、プロ3年目の山本とのバッテリーを評価した。同点で迎えた8、9回は2イニング連続で満塁のピンチとなったが、石田と三嶋が踏ん張り、サヨナラ勝ちにつなげた。
攻撃陣では、ソトが2打席連続本塁打を含む3安打3打点と活躍。9月10日以来のスタメンとなった細川もレフトスタンド最上段にある広告板にぶつける特大の一発を放った。指揮官は「日々、違うヒーローが出ている。ソトは2本のホームランにタイムリーと素晴らしい活躍だった。細川の大きなホームランは、僕だけでなく、みなさんが望んでいたものだと思う。彼はこれから先、チームを支えていく選手になる」と高揚した様子で話した。
負ければ残り5試合で阪神との差が4ゲームと、目標に掲げた2位の可能性が絶望的になる状況だった。ラミレス監督は「今日は素晴らしいゲームだった。2位もすぐそこまで来ている。ここにいる皆さんと勝利を勝ち取りましょう」と、今季初めて入場制限が解除され、スタンドを埋めたファンに呼びかけた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)