パドレスが結ぶ心温まる“長期契約” かつての有望選手を20年間サポート?
今季は台風の目となりつつあるパドレス 1996年に心臓発作で倒れた有望選手と現在も結ぶ契約とは
今季、大型補強で優勝候補の一角に台頭しているパドレスが、心臓発作で車椅子生活を送るかつての有望選手と結んでいる異例の“長期契約”が話題になっている。地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」が報じた。
パドレスは今季、大型トレードやFA補強を次々と敢行し、オフの主役となった。11日(日本時間12日)には、昨年のワールドシリーズ覇者・ジャイアンツ戦で、ロイヤルズから加入したジェームス・シールズ投手が7回1失点と好投。さらに、ドジャースから加入したマット・ケンプ外野手が4安打と大暴れして10-2で快勝するなど、今季の台風の目となりそうな気配だ。
そんなパドレスが、病魔に倒れたかつてのプロスペクト(有望選手)と結んでいる心温まる契約が、大きな話題となっている。
エル・カピタン高校出身のマット・ラチャッパ氏は、1993年にドラフト2巡目でパドレスに指名された。時速90マイル(約145キロ)超の速球と鋭く変化するカーブを決め球に持つ左腕で、当時はパドレスの最も有望な若手投手と期待されていたという。