プロの壁に苦しむオリのドラ1 山崎福は這い上がれるか
楽天戦ではプロ初勝利まであと1アウトで降板
不振続きのチーム同様に、オリックスのドラフト1位ルーキー・山崎福也が苦しんでいる。
引き分けを挟み3連敗と厳しい状況の中、4月12日の楽天戦(コボスタ)で今季3度目の先発を果たした。だが、課題の制球難は克服できず、4回2/3を5安打5四球3失点で降板。5回に2安打1四球を与え、2死満塁となった場面でベンチからはタオルが投入された。念願のプロ初勝利まであと1アウトだった。
開幕から他球団との対戦が一回りし、2勝12敗1分け。阪急時代の1959年以来の開幕5カード負け越しで、2013年以来の借金10を記録。早くも今季3度目の4連敗とチームは出口の見えないトンネルを彷徨っている。
もっと楽な状況の中で投げることが出来れば、ドラ1左腕の状況は真逆だったのかもしれない。だが、投球内容を振り返って見れば、プロの壁に苦しんでいることが分かる。
プロ初登板の3月29日・西武戦(西武プリ)では、2回1/3を3安打5四球3失点。前回登板(4月5日)の日本ハム戦(京セラD)でも、5回4安打3四球6失点と制球を乱し、自らのエラーもあって自滅した。
山崎福は「調子自体はよかった。四球は気にしていない」と言葉を残したが、登板3試合で計13四球は頂けない。