ハム白村は現状維持サイン、主将・中田に不思議なし「野球の考え方がすごい」
来季の守護神に名乗り「来年は新しい自分になりたい」
日本ハムの白村明弘投手が4日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1900万円でサインした(金額は推定)。
プロ4年目の今季は、24試合で1勝3敗1ホールド1セーブ、防御率4.32と不本意な成績に終わった。「下がると思っていました。期待してもらっている分、その期待を裏切ってはいけないと思いました」と決意を新たにした。
来季は、FAでオリックスに移籍する増井が担っていた抑えを狙う。「プロに入った時に増井さんが守護神になって活躍して、こういう風になりたいなとずっと思っていました。オフは苦手だった下半身のトレーニングを多めにして、来年は新しい自分になりたい」と飛躍を誓った。
尊敬する中田が新キャプテンに就任。1年間1軍で活躍し、体を張って支える覚悟だ。「ストレス溜まると思うので、サンドバッグになろうかなと思います。それぐらい支えたい」と力を込めた。
中田の主将就任は全く意外ではなかったという。「野球の考え方がすごいことを知っていましたから。それを周りに出していないだけで」とサラリと言う。
「マウンドの後ろから僕の見える姿というのを、ずっと見ていてくれました。打たれる時はブルペンからマウンドに行く時の姿が違うよ、とか。周辺視野というか、誰も見ていないようなところを見て、感じ取って、伝えてくれます。そこまで僕のこと考えてくれて、うれしかったし、この人についていきたいなと思いました」
キャプテン中田が引っ張る新生ファイターズで、リリーフエースとしてフル回転する。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)