ハム大田がほぼ倍増4320万円で更改、10年目の来季は「25本打てるように」

契約更改に臨んだ日本ハム・大田泰示【写真:石川加奈子】
契約更改に臨んだ日本ハム・大田泰示【写真:石川加奈子】

巨人から移籍1年目、未完の大器がレギュラー奪取

 日本ハムの大田泰示外野手が5日、札幌の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2100万円から2220万円増の年俸4320万円でサインした(金額は推定)。まさかの大幅アップに「想像以上のものを提示していただき、身が引き締まる思いです」と笑顔を見せた。

 巨人から移籍1年目。未完の大器が言われた右の大砲が、新天地で開花した。3月に左脇腹を痛めて出遅れたものの、4月23日に1軍昇格すると外野の一角を奪った。

 118試合に出場し、プロ9年目にして初めて規定打席に到達。これまで通算9本だった本塁打は今季15本と長打力も見せつけた。427打数110安打46打点15本塁打、打率.258とキャリアハイの成績。「自分のモットーである全力プレーを見て評価してもらい、嬉しさがあるし、忘れちゃいけないなと思いました」と充実のシーズンを振り返った。

 新天地の水が合っている。「ファイターズの環境すごくいいですし、雰囲気もいい。もっと雰囲気をよくして引っ張っていく立場になりたいと思っています」とリーダー的役割も買って出た。プロ10年目を迎える来季に向けて「ホームランは20本以上、25本打てるようにやっていきたいですし、まず全試合に出場することを前提に頑張りたいです」と、さらなる飛躍を誓った。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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