ダルビッシュの移籍先は? 米メディアが選ぶ“可能性を持つ”7球団とは…

去就が注目されるダルビッシュ有【写真:Getty Images】
去就が注目されるダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ESPN公式サイトでは6年約180億円クラスの契約を予測

 現在メジャーでは熾烈な“大谷争奪戦”が繰り広げられ、メディアの注目も“日本のベーブルース”に集まっているが、忘れてはならないのが今オフのフリーエージェント市場で最大契約を勝ち取ると予想されているダルビッシュ有投手(ドジャースFA)の存在だ。ややもすると“二刀流”右腕の影に隠れがちだが、メジャー6年で56勝42敗、防御率3.42の実績を残した右腕の獲得を希望する球団は多い。米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトでは「最終的にダルビッシュはどこへ?」と題した特集で、移籍の可能性がある7球団を挙げている。

 記事では、スティーブン・ストラスバーグ(平均年俸28億円)、ジョニー・クエト(同24.3億円)、ジョーダン・ジマーマン(同24.7億円)、ジョン・レスター(同28.9億円)といったメジャー屈指の先発投手と、ダルビッシュは同カテゴリーにあると指摘。今オフは6年1億6000万ドル(約180億円)クラスの契約を勝ち取るだろうと予測している。その上で、契約の可能性がある7球団を挙げた。

 リストの筆頭は古巣レンジャーズ。今季途中にドジャースへトレード移籍するまで5年半を過ごしたチームは、米データサイト「ファングラフス」の試算では、来季の先発ローテは30球団中28位と低迷するという。先発ローテは左腕コール・ハメルズ、左腕マーティン・ペレス、契約したばかりのダグ・フィスターが確定しているだけ。大谷獲得に奔走しているが、「大谷と契約できたとしてもダルビッシュ契約の可能性はなくならない」としている。

 今季途中に移籍したドジャースと再契約の可能性もあるという。来季先発にはエース左腕のクレイトン・カーショーの他、リッチ・ヒル、前田健太、アレックス・ウッド、ブランドン・マッカーシー、柳賢振らがいるが「怪我のリスクが満載」と指摘。「もう1人豪球右腕が欲しいかもしれない」とした。

 その他、候補に挙がったのは、右腕ジェイク・アリエッタとジョン・ラッキーがFAとなったカブス、スタントン獲得に動くなど、強豪復活に向けて大型契約も厭わない覚悟のカージナルス、長期契約を結ぶ選手がほとんどおらず財政的余裕のあるツインズとブルワーズ、日本人投手の所属歴はないが資金は豊富にあるフィリーズ。果たして、この7球団の中からダルビッシュを射止めるチームが誕生するのか。

 FA史上が本格的に動くウインターミーティングは、12月10日(日本時間11日)フロリダ州オーランドでスタート。いよいよストーブリーグが熱を帯びてくる。

(Full-Count編集部)

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