鷹サファテ、大谷は「地球上で最高の選手」 米誌で絶賛、課題は「制球」「内角」

エンゼルス入団を決めた大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス入団を決めた大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷を1年目から知る最強守護神が語る「スーパースターになると言い続けてきた」

 米MLBのロサンゼルス・エンゼルスへの入団が決まった大谷翔平投手。日本ハム在籍5年間で二刀流としての実績を積み上げ、メジャー球団が争奪戦を繰り広げた。9日にエンゼルス入団を決断、10日には入団会見が行い、晴れて「The Halo(天使の輪の意、エンゼルスの愛称)」の一員となることが決定した。この日米を騒がせた大谷について、ソフトバンクで今季プロ野球記録となる前人未到の54セーブを記録したソフトバンクのデニス・サファテ投手が米メディアにコメントしている。

 米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が「日本にいる元大リーグ選手にとって、オオタニは特別だが、無敵ではない」というテーマで記事を掲載。この中でサファテは「彼は地球上で最高の選手だよ」と最大級の賛辞を送っている。

 広島、西武と渡り、日本で7シーズンを過ごしたサファテ。ソフトバンクでは4シーズンを戦い、昨季は大谷擁する日本ハムに大逆転でのリーグ優勝を許した。投手として、打者として大谷の力を目の前で感じており、「彼の魅力を知っている。彼はスーパースターになる、それくらい良いんだと初めから言い続けてきた」と、その才能を認めた。

 その一方で右腕の課題も指摘。記事の中で「彼は時々考え過ぎるんだ。『100マイル投げられるんだから、変化球はやめなよ』って思うんだけどね」と言い「優れた制球力は持っていない」とも。「オオタニはタナカマサヒロではない。タナカはストライクゾーンの低めに3球投げる制球を持っていて、マウンド上ではいつも安定していた。大谷は1年目にサイヤング賞争いは出来ないよ」と語っている。

投手、打者どちらかに専念すれば「40本塁打40盗塁か、サイヤング賞になれる」

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