日本ハム、栗山英樹監督の来季続投を発表「情を捨ててチームが勝つために」
今季は2年連続Bクラスと低迷も「引くことは簡単」
日本ハムは17日、栗山英樹監督と2021年シーズン終了まで契約を1年延長することに合意したと発表した。球団最長を更新する監督10年目となる。
今季は04年の北海道移転後では初の2年連続Bクラスとなる5位に低迷した。栗山英樹監督は「もう1年というお話をいただいて、自分でいいのかということと同時に、責任ある行動がどういうものなのかじっくり考えました。今シーズンが終わってこんなに悔しい年はなかったですし、絶対にこの成績で終わる選手たちではないので、引くことは簡単ですが、やると決めた以上は情を捨ててチームが勝つために向かっていく。それが責任の果たし方だと思っています」と話した。
来季は2016年以来5年ぶりのリーグ制覇、日本一を目指す。「もう一度、1年目にお受けしますと答えた時の気持ちに戻って全てをかけてやります。責任を果たし切るために厳しさを求めるのが本当の愛情。選手がはつらつとしていて、試合を見ていただいてわくわくするような、ファイターズらしい特徴が出るように選手やコーチには言葉ではっきり伝えていきますし、全てをさらけ出してやっていきます」と意気込みを示した。
畑佳秀オーナーは「全ての球団が同じ条件だったとはいえ、開幕延期やコンディション調整など新型コロナウイルス感染症に直面しながらの舵取りは極めて難しいものだったと理解しています。思い通りいかなかった歯がゆさ、悔しさは誰より栗山監督が感じており、それを晴らしたいという思いを最も強く抱いているのは監督自身です。これまでも信念を貫き通すだけでなく、結果で示されてきました。10年目という一つの節目を迎え、これまでの集大成を見せていただけると信じて栗山監督に2021年のファイターズを託します」と期待のコメントを寄せた。
(Full-Count編集部)