ダルビッシュがツインズ下調べ!? 元女房役に“電話調査”と地元紙伝える
レバインGMとはレンジャーズ時代の旧知の仲
ドジャースからフリーエージェント(FA)となったダルビッシュ有投手。今オフのFA先発投手でトップクラスの存在として、その移籍先に注目が集まる。そんな中、ダルビッシュ獲得に意欲を燃やすツインズについて、日本人右腕が“下調べ”をしていたことが明らかになった。ツインズの本拠地ミネソタの地元紙「パイオニアプレス」電子版が伝えている。
ツインズのサッド・レバインGMは、昨季現職に就くまでレンジャーズでGM補佐を務めていた。そのため、ダルビッシュとは旧知の仲で、右腕も大きな信頼を寄せている。若手有望株が多く集まるツインズは、ポール・モリター監督の指揮の下、今季はア・リーグ中地区2位につけ、ワイルドカードでプレーオフ進出も果たした。今オフ最大の補強ポイントは先発投手で、レバインGMは早い段階からダルビッシュにラブコールを送っていた。
一方、ダルビッシュはツインズに所属する元女房役のクリス・ジメネスに電話を掛け、ツインズについての情報を仕入れたという。記事によれば、ダルビッシュは11月下旬にジメネスに電話。元女房役は「コーチ陣や選手、チーム内のルールについて聞いてきた」と明かした。さらにミネソタの街の様子にも質問するなど、熱心に下調べしたという。
また、ジメネスはレバインGMのユーモアセンスにも触れ、「ムードや状況を明るくする才能がある。難しくなる可能性のある会話を和ませることができる」と指摘。レンジャーズではレバインGMが「入団したその日からダルビッシュの味方であり続けた」事実が「ツインズにとって流れを大きく変える要因になるかもしれない」と話したそうだ。
ダルビッシュの代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は「寒い気候の地域でドーム球場を持たないチームと話をしている」と言い、ツインズと交渉中であることを示唆していた。「勝てるチーム」であることを第一条件に据えたダルビッシュが、今後大きく開花する可能性を秘めたツインズをどう評価するのか興味深いところだ。
(Full-Count編集部)