巨人中島、DeNA梶谷、広島堂林ら… 崖っぷちから意地を見せ復活した男たち
巨人の中島は打撃フォームを変更し打率.297、7本塁打の活躍でリーグ連覇に貢献
2020年のプロ野球はパ・リーグではソフトバンクが2年ぶりのリーグ制覇、セ・リーグでは巨人が連覇を達成し昨年に引き続き日本シリーズで激突することになった。レギュラーシーズンを終え成績も確定したが、ここでは昨季の不振から見事復活を果たした選手たちを見ていく。
○巨人 中島宏之内野手
2019年 43試合、54打数8安打、1本塁打5打点 打率.148
2020年 100試合279打数83安打、7本塁打29打点 打率.297
リーグ連覇を果たした巨人では18年目のベテラン・中島が完全復活。規定打席には惜しくも届かなかったが一塁のレギュラー格として昨季の倍以上となる100試合に出場、通算200本塁打も達成し連覇に貢献した。打撃フォームを改良し背水の陣で挑んだ1年で本来の打撃を取り戻した。
○広島 堂林翔太内野手
2019年 28試合34打数7安打、0本塁打2打点 打率.206
2020年 111試合401打数112安打、14本塁打58打点 打率.279
今季は6年ぶりに開幕スタメンをつかみ取ると自己最多タイの14本塁打、8年ぶりの規定打席到達&100安打を達成。11年目でキャリアハイとなる17盗塁と打撃だけではなく足でもファンを魅了した。長年期待されていた広島の“プリンス”は完全復活を印象付ける1年を過ごした。