トラウト、スタントン、アルトゥーべ… 「27」はMLBのトレンドになるか

各球団で「27」の背番号をつけているトラウト、スタントン、アルトゥーベ(左から)【写真:Getty Images】
各球団で「27」の背番号をつけているトラウト、スタントン、アルトゥーベ(左から)【写真:Getty Images】

エンゼルス移籍の大谷も入団会見で冗談混じりに「27番にしたいなと」

 全米の野球ファンが大谷翔平の去就とともに注目していたマイアミ・マーリンズのジャンカルロ・スタントンの移籍先は、ヤンキースになった。これでアーロン・ジャッジとの「50発コンビ」が誕生する。スタントンの背番号は「27」。マーリンズでつけていた番号だが、この「27」がいい番号として注目を集めている。

 大谷が移籍するエンゼルスで27番といえば、チームのスーパースターであるマイク・トラウトが背負っている。背番号「17」に決まった大谷も先日の記者会見で「本当は27番にしたいなという気持ちがあったのですが、(トラウトが着けていて)埋まっていたので」と言って笑わせていたが、MLB全体を見渡してみると、「27」をつけたスター選手が少しずつ増えている。なお、ジャイアンツ、アスレチックス、レッドソックスでは「27」は永久欠番となっている。

 2017年にMLBで「27」をつけた選手たちは以下の通りだ。

【アメリカン・リーグ】
○東地区
レッドソックス (永久欠番)
ヤンキース   オースティン・ロマイン 捕 80試 229打50安2本21点 .218
レイズ     (欠番)
ブルージェイズ (欠番)
オリオールズ  フランシスコ・ペーニャ 捕 5試 10打5安2本2点 .500

○中地区
インディアンス ブライアン・ショー 投 79試 4勝6敗3S 76回2/3 3.52
ツインズ    ブランドン・キンズラー 投 45試 2勝2敗28S 45回1/3 2.78
        ジョン・カーティス 投 9試 0勝0敗0S 8回2/3 8.31
ロイヤルズ   ラウル・モンデシー 内 25試 53打9安1本3点 .170
ホワイトソックス ルーカス・ジオリト 投 7試 3勝3敗0S 45回1/3 2.38
タイガース    ジョーダン・ジマーマン 投 29試 8勝13敗0S 160回 6.08

○西地区
アストロズ   ホセ・アルトゥーべ 内 153試 590打204安24本81点 .346
エンゼルス   マイク・トラウト 外 114試 402打123安33本72点 .306
マリナーズ  (欠番)
レンジャーズ (欠番)
アスレチックス(永久欠番)

 ア・リーグ東地区では3球団で欠番となっている。ヤンキースは捕手のロマインがつけていたが、来季はスタントンがこの番号をつけてヤンキースの中軸に座る。中地区のロイヤルズで27番を背負うモンデシーは、ドミニカ共和国出身でドジャースなどで活躍した名外野手モンデシーの次男だ。タイガースでは、今季不振だったが、エースのジマーマンがつけた。西地区ではアルトゥーべ、トラウトと共にMVPを受賞経験のある脂の乗り切った選手がつけている。

ナ・リーグではブレーブスのケンプや、メッツの守護神ファミリアも「27」を背負う

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