村田は去就が大きく影響 過去50人のみの2000安打、来季達成可能な選手は?
200勝、250セーブとともに名球会への入会資格要件となる2000安打
2000本安打――。
プロ野球界で活躍する打者において、1つの目標となる数字である。200勝、250セーブとともに、名球会への入会資格を得る要件ともなっているが、200勝、250セーブほどではないにしろ、そのハードルは高い。
プロ野球の歴史の中で、過去50人しか達成していない偉大な記録の1つ。2017年には6月3日の楽天戦(ナゴヤD)で中日・荒木雅博内野手が、8月13日の広島戦(マツダ)で巨人・阿部慎之助内野手が、9月8日のDeNA戦(甲子園)では阪神・鳥谷敬内野手の3選手が大台に到達し、メディアでも大きく取り上げられた。
そして、2018年、この輝かしい記録に手が届きそうな球界を代表する打者が3人いる。
○内川聖一(ソフトバンク)通算1975安打(残り25)
大分工高から2000年のドラフト1位で横浜(現DeNA)に指名され、プロ入りした内川は今季が17年目だった。2008年には打率.378、189安打で首位打者と最多安打のタイトルを獲得。この2008年から、ソフトバンク移籍後の2014年まで7年連続3割を達成するなど、球界を代表する打者として君臨している。残り104安打でシーズンをスタートさせ、今季中の達成が見込まれていたものの、左手親指を骨折。長期離脱となり、来季へと持ち越しとなった。ただ、残り25本と記録達成は目前に迫っており、内川の実力をもってすれば、来季4月中での達成も十分射程圏だろう。