ソフトバンク4連覇でパ・リーグ球団が8年連続の日本一 広がるセとパのリーグ格差

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

ここ10年間でパ・リーグ球団が9度の日本一、その間パ38勝に対してセは19勝止まり

■ソフトバンク 4-1 巨人(日本シリーズ・25日・PayPayドーム)

 ソフトバンクが史上初めてとなる2年連続スイープで4年連続の日本一を決めた。25日に行われた「SMBC日本シリーズ2020」第4戦。初回に先制を許すも、柳田と甲斐の一発攻勢で逆転し、巨人に4連勝。これで日本シリーズは2018年の第3戦から12連勝、ポストシーズンは昨季から16連勝となった。

 2年連続でソフトバンクがセ・リーグ覇者の巨人を圧倒しての日本一に輝いた。力の差を見せつけた4試合でパ・リーグとセ・リーグの“リーグ格差“を指摘する声も上がる。

 現に、ソフトバンクが4年連続で日本一になったことで、パ・リーグ球団が8年連続で日本一の座に輝くことに。ここ10年間でセ・リーグ球団が日本一になったのは、2012年の巨人だけ。10年間でパ・リーグが9度、頂点に立っている。そして、その間、パ・リーグの38勝に対して、セ・リーグは19勝と、わずか半分の勝ち星しか挙げられておらず、ここ5年ではパ・リーグの20勝に対して、セ・リーグは5勝しかできていない。

 今季は中止となった交流戦でも、2010年以降は全てパ・リーグが勝ち越し。最高勝率球団もパ・リーグ6回に対して、セ・リーグ3回とその差は明らかだ。今年の日本シリーズでも如実に見えたソフトバンクと巨人の差。これはパ・リーグとセ・リーグの力の差にも当てはまるだけに、セ・リーグ球団が覇権を奪還するためには、リーグ全体のレベルアップも必要となるだろう。

(Full-Count編集部)

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