ホークス長谷川、23戦出場も現状維持2億円 来季は「めちゃくちゃ打ちたい」

契約更改に臨んだソフトバンク・長谷川【写真:藤浦一都】
契約更改に臨んだソフトバンク・長谷川【写真:藤浦一都】

打率.216もPSで存在感、オフには右足首を再手術「焦らずに」

 19日、ソフトバンクの長谷川勇也が契約更改。3年契約の3年目を迎える長谷川は現状維持の推定年俸2億円のままとなっている。

 今季の長谷川は、23試合に出場して打率.216。レギュラーシーズンはファームで過ごす時間が長かったが、ポストシーズンではスタメンで本塁打を放つなど、ベテランの力を見せつけた。11月20日には右足首の再手術に踏み切り、復帰まで3か月の予定だ。

 長谷川は「CSと日本シリーズでちょっと打てたので自信にはなった。足のコンディションも打撃の調子も良くない中で、これまでの経験が生きたのかなと思う。足を治せばいけると思えた」と語る。

 手術後の経過は「今のところは順調。日常生活に支障はないレベル」だという。ランニングを再開するのは年明けになるが「しっかりと可動域を確保することを優先させている。しっかりと焦らずにやっている」という。

 シーズン開幕をどのような状態で迎えられるのかは未知数だが「毎年キャリアハイを目指すことに変わりはない。今年は出場が少なかったので、試合数を増やしてめちゃくちゃ打ちたい」と独特の表現で豊富を語った。

 また、昨季から2年間務めた選手会長の座を来季から柳田悠岐に譲る。奇しくも熊本での震災や北部九州豪雨などが続き、長谷川にとっては復興支援活動に尽力した2年間でもあった。長谷川は「球団からも『選手会長お疲れ様でした』と言っていただいた。自分のことだけではなく、全体のこと見ながらやれたのはいい経験になったし勉強になった」と振り返る。

「今は楽しみにしている」と、右足完治に期待を膨らませる長谷川。右足首が万全の状態になれば、2桁の本塁打も高打率も期待できる“鷹の打撃職人”にとって、2018年は真の復活を見せつける大事なシーズンとなりそうだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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