「今後は球宴に出場しないかも」―スター右腕の発言が“波紋”「怪我の原因」
剛腕ストラスバーグが明かす、今季の肘の故障で「考え直さなければ」
ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手が、今後オールスターに出場しない可能性があると米メディアが報じている。2009年の全米ドラフト1位で指名された剛腕は今季、オールスター直後の7月末に右肘の神経痛で故障者リスト(DL)入り。約3週間で復帰したが、最終的に28試合の登板にとどまった。15勝4敗、防御率2.52と好成績を残してサイ・ヤング賞投票で3位に入ったものの、もしDL入りがなければ、さらにいい数字をマークしていた可能性が高い。
地元紙「ワシントン・ポスト」によると、ストラスバーグはオールスターに選出されたことが原因で調子を崩したと言及したという。右腕は記事の中で「オールスターで投げるのか、それとも投げないのか、考え直さなければならないかもしれない。怪我の原因とも言えるように感じている問題だからだ」と明かしている。
実際にどのような影響があったのか。ストラスバーグは今年のオールスターではマウンドに上がっていない。ただ、そこに向けて準備を進めていく段階でルーティンが崩れ、右肘の故障につながってしまったようだ。チームを離れ、常にケアを行っているスタッフが周りにいなくなったことも大きかったという。
「トレーニングスタッフやマッサージセラピストもいる素晴らしいプログラムを受けている。そしてそれこそが、自分のルーティンなんだ。なのに突然、投げるように頼まれても、ルーティンに沿う手段がなかったんだ。ことが終わって、また元の状態に戻る感じになってしまう。ブルペン、休養日、試合。腕が痛みを感じ始めていた」