「新しい発見があった」DeNA7年目・嶺井、100万円ダウン更改も来季へ手応え
年俸3000万円でサイン、戸柱、伊藤らと正妻争い「今年得た物を生かして」
DeNAの嶺井博希捕手は4日、横浜市内で契約更改交渉を行い、100万円ダウンの年俸3000万円でサインした。「いろいろ大変なシーズンだったが、自主練習期間中に勉強したり、自分の体を見つめ直したりして、新しい発見もあった」と語った。(金額は推定)
一昨年の2018年は91試合に出場した嶺井だが、昨年は64試合、今季は41試合と出場機会が減少。スタメンマスクも一昨年はチーム最多の68試合だったが、昨年が33試合、今季は13試合と減り続けている。戸柱、伊藤、高城らライバルが多く、プロ7年目の29歳はチーム内競争を強いられた。一方で、打席数は減少しているものの、打率は一昨年が.177、昨年が.211、今季は.327(55打数18安打)と上昇している。
「試合に出る出ないは、自分が左右できることではないが、出た時には今まで以上にうまくいったシーズンだったと思う」と手応えを感じている。特に打撃に関しては「タイミングの取り方、体の使い方で、昨年のオフに取り組んだことをやり通せたと思う」と言う。「今年得た物を生かして、進化していけたら」という来季へ向けて意欲を示した。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)