外国人枠拡大の恩恵受けるはずが…投打で不振&故障苦に 助っ人診断【DeNA編】

スペンサー・パットン、ネフタリ・ソト、ホセ・ロペス(左から)【写真:荒川祐史】
スペンサー・パットン、ネフタリ・ソト、ホセ・ロペス(左から)【写真:荒川祐史】

1年目のピープルズは2勝どまり、パットンはチーム最多57試合も退団決定

 ソフトバンクの4年連続日本一で幕を閉じた2020年のプロ野球。シーズンオフに入り、各球団は本格的に来季の戦力編成に着手している。すでに来季の新助っ人が決まった球団もあり、今後は続々と発表されていくことだろう。

 では、12球団の助っ人外国人は今季、どれほどの活躍を見せたのだろうか? 各球団の助っ人たちの成績を検証し、その働きを診断していってみよう。今回は4位に終わったDeNAだ。(金額は全て推定)

○投手
マイケル・ピープルズ(3500万円)
10試合2勝2敗0セーブ0ホールド 防4.97

スペンサー・パットン(1億6000万円)
57試合3勝2敗0セーブ19ホールド 防4.92

エドウィン・エスコバー(1億6000万円)
56試合1勝4敗0セーブ17ホールド 防2.33

 外国人枠の出場選手登録が4人から5人に拡大したコロナ禍の特別ルールの恩恵を最も受けるとの声もあったDeNA。先発1人、リリーフ2人、大砲3人の計6人のやりくりも、終わってみれば故障などで最大限に活用できたとは言えなかった。

 投手陣では、来日1年目のピープルズが開幕ローテ入りを果たすも、シーズン通して先発陣の一角を担うことはできず。2勝どまりで防御率も4点台後半だった。4年目のパットンはチーム最多57試合に登板するも安定感に欠け、今季限りで退団に。エスコバーはチーム2位の56試合登板で今季もブルペンを支え、残留が決まった。

ソトは3年連続の本塁打王こそ逃すが相変わらずの存在感発揮

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