Dバックスと合意の平野、スカウトは決め球を絶賛「えげつないスプリット」
2年約7億円で合意と米報道、守護神の可能性も…「マウンド上での貫禄は素晴らしい」
オリックスから海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指していた平野佳寿投手が、ダイヤモンドバックスとの2年契約に合意したと球団公式サイトなど米複数メディアが報じた。正式契約に向けて身体検査を残しているが、条件は2年総額600万ドル(約6億8000万円)になるという。
今季まで通算549試合に登板し、48勝69敗156セーブ139ホールド、防御率3.10の成績を残している右腕。平野とDバックスの合意、そして契約内容の詳細をツイッターで伝えた地元メディア「azcentral sports」のニック・ピエコロ記者は、電子版で原稿も掲載。その中で、Dバックス側の評価も紹介している。
記事では「平野に詳しいスカウトたちは、彼は90~94マイル(約145~151キロ)の直球を投げるが、彼にお金をかける価値がある主たるものは、空振り三振を取る為に投じるスプリットである、と言った。彼らはまた、ヒラノのマウンド上での貫禄は素晴らしいと発言した」と言及。力のある速球と落差のあるフォークを武器に、NPB通算974回2/3で884奪三振を記録している右腕の投球スタイルについて特筆している。
また、スカウトが「彼はえげつないスプリットと、素晴らしいボールを持っている。(ヒラノ獲得に向け)プッシュしたいと思った」と話していたことも紹介。クローザー向きのパワーピッチャーであると表現している。同記者はツイッターで、アーチー・ブラッドリーやブラッド・ボックスバーガーと守護神を争うことになるとの見解も示している。
(Full-Count編集部)