ヤンキースが先発補強に前進、パイレーツ右腕コール獲得交渉加熱と米報道

ヤンキースが獲得を目指しているとされるパイレーツのコール【写真:Getty Images】
ヤンキースが獲得を目指しているとされるパイレーツのコール【写真:Getty Images】

パイレーツは内野手トーレスを交換要員で求めるも…

 今オフはマーリンズから大砲ジャンカルロ・スタントン外野手をトレードで獲得し、球界をアッと驚かせたヤンキースが、また新たなトレードを実現させようとしている。複数の現地報道によれば、パイレーツからエース右腕ゲリット・コールの獲得を目指し、交渉を本格化させているという。

 ヤンキースは今オフにFAとなった左腕C.C.サバシアと再契約。田中将大、ルイス・セベリーノ、ソニー・グレイ、ジョーダン・モンゴメリーと先発5人は揃っているが、ダルビッシュ有投手(ドジャースFA)の獲得に興味を見せるなど、さらに先発投手層を厚くする計画を立てているようだ。

 米「Yahoo!スポーツ」のジェフ・パッサン記者によれば、デビュー5年目を終えたコールは今オフ年俸調停で800万ドル(約9億700万円)を勝ち取ることが予測されており、もしヤンキースがコールを獲得したとしても来季の年俸総額はぜいたく税の対象となる1億9700万ドル(約223億4600万円)には届かないという。コールはルーキーイヤーだった2013年を含む4シーズンで2桁勝利を記録。5年で通算127試合に投げ、59勝42敗、防御率3.50の好成績を残している。19勝を挙げた2015年にはナ・リーグのサイ・ヤング賞レースで4位に食い込んだ。

 パイレーツはコールを放出する代わりに、ヤンキースから若手有望株のグレイバー・トーレス内野手を手に入れたい様子だが、ヤンキースは若手外野手クリントン・フレイザーと右腕チャンス・アダムスを交換要員に考えているそうだ。

 ヤンキースが歩み寄るのか、パイレーツが歩み寄るのか。はたまた破談となるのか。ここ数日の動きに注目だ。

(Full-Count編集部)

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