松坂退団も「1減2増」、鷹1球団で4億円超え8人 他球団を圧倒する驚異の数字
今オフは松坂退団も新たな4億円プレーヤー誕生&計8人に
2年ぶり8度目の日本一に輝いたソフトバンクに、また新たな4億円プレーヤーが誕生した。23日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉が行われ、柳田悠岐外野手が今季の推定年俸2億6000万円から1億4000万円アップの年俸4億円プラス出来高払いでサイン。来季中に国内FA権を取得する見込みであることから、年俸4億円固定の3年契約を結んだ。
ソフトバンクではすでに内川聖一外野手が年俸4億円の2年契約を結んでおり、これに続く4億円突破。松坂大輔投手の退団により1人減った4億円プレーヤーだったが、これで1減2増で、逆に1人増えて8人になった。ソフトバンクの4億円超え選手は以下の通り。
デニス・サファテ投手(5億円)3年契約3年目
リック・バンデンハーク投手(4億円)3年契約2年目
和田毅投手(4億円)3年契約3年目
攝津正投手(4億円)3年契約3年目
松田宣浩内野手(4億円)4年契約3年目
アルフレド・デスパイネ外野手(4億円)3年契約2年目
内川聖一外野手(4億円)2年契約1年目
柳田悠岐外野手(4億円)3年契約1年目
1球団で4億円選手が8人にも上るのは驚異的である。他の11球団を見渡してみると、今オフの契約更改交渉で4億を超えている選手は5人しかいない。
オリックス 金子千尋投手(5億円)4年契約4年目
西武 エルネスト・メヒア内野手(5億円)3年契約2年目
巨人 菅野智之投手(4億5000万円)
阪神 鳥谷敬内野手(4億円)5年契約4年目
阪神 糸井嘉男外野手(4億円)4年契約2年目
4億円超の選手を抱えている球団はソフトバンクを含めて5球団。複数いるのは阪神を含めて2球団だけだ。こうして見ると、8人もの選手を抱えるソフトバンクは、他球団を一線を画しているとしか言いようがない。
5年間で3度の日本一に輝き、V逸した2016年も2位ながら83勝をマーク。常勝球団として継続して成績を残している。また、年間250万人超の観客動員とヤフオクドームでの収益があり、球団として利益を上げているからこそ、これが可能となっているのだろう。(金額は推定)
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)