楽天島内、1億2000万円で4年契約 FA権行使せず「自信がなかった」
「もっと野球がうまければFA宣言していたと思う」とも
楽天の島内宏明外野手は11日、仙台市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円増の年俸1億2000万円プラス出来高でサイン。今季中で取得した国内FA権は行使せず、新たに来季からの4年契約を結んだ。(金額は推定)
「4年後には35歳になっている。そこまで活躍できる超人的な体をゲットしたい」とおどけた。事実上の“生涯楽天”宣言といえるだろう。
プロ9年目の左打ちのスラッガーは「まさか僕がプロで10年もやれるとは思っていなかった」と相変わらず控えめ。長期契約は球団が高く評価している証しだが、「もっと野球がうまければFA宣言していたと思う。そこまでの自信がなかった。(過去にFA権を行使した)浅村らの話も聞いたが、自分にはできないと思った。今年に至っては、全然調子が良くなくて、チームに迷惑をかけた」と語り「こんなに評価してくれるチームは他にない。シーズン中に残留は決めていた」と感謝の言葉も口にした。
ユニークなコメントを連発したが、9年間のプロ生活を振り返り「ある程度コンスタントに貢献してきた感じだが、もっと大活躍しないと優勝に近づけない」と決意も新た。「2021年はキャリアハイの打率、本塁打、打点をマークしたい」と意欲を示した。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)