感動Xマスプレゼントに号泣、Dバックス新人野手が契約金で実家ローン完済
全体7位指名のスミス、約5.6億円の契約金で親孝行
クリスマスの朝、フロリダで贈られた感動プレゼントが話題になっている。贈り主は、今年のMLBドラフトでダイヤモンドバックスに1巡指名された一塁手。21歳の若者が両親のために用意したクリスマスプレゼントは、なんと住宅ローン完済の知らせだった。
今年6月12日に行われたドラフトでDバックスに1巡目(全体7位)指名された一塁手ペイビン・スミス。フロリダ州ジュピターで育ったスミスは早くから野球の才能を光らせ、高校3年だった2014年にもロッキーズから34巡目指名を受けたが契約せず、強豪バージニア大学に進学し、大学野球界にその名を轟かせた。その結果、見事1巡目指名を勝ち取り、約500万ドル(約5億6600万円)の契約金でサインをした。Dバックス傘下1Aーのヒルズボロで6月23日に“プロデビュー”を果たすと、今季は51試合で打率.318の好成績を残した。
だが、プロ野球選手になる夢は、家族の協力なしでは実現しない。ここまでサポートしてくれた家族への感謝を忘れなかったスミスは、クリスマスプレゼントとして両親が支払い続けている実家の住宅ローンを完済する計画を思いついたという。クリスマスの朝、息子からのプレゼントに驚く両親の姿を収めた映像を、スミスは自身のツイッターで公開した。
「愛に溢れた素晴らしい家で、僕を育ててくれてありがとう。僕が今こうあれるのも、あなた方の献身があったから。だから、この我が家をあなた方の物にしたかったんだ」
息子からの手紙を読み、自宅のローンが完済されたことを知った両親は揃って号泣。息子がドラフト1巡目でプロ野球選手になっただけでも誇らしいだろうが、他人を思いやれる孝行息子に育ったことが、両親にとっては何よりのプレゼントだったのかもしれない。