【2013年 ダルビッシュ・プレイバック】ダルビッシュの魅力が詰まったエンゼルス戦の投球
直球とスライダーはメジャーでもトップクラス
――直球以外にもほかの球種もよかったと思うが。
「よかったですね。スプリットもチェンジアップも今日は投げてないんですけど、カットも数球しか投げてない。真っすぐ、スライダー、カーブだけで十分だったと思う」
――カーブが有効に使えていたが。
「本当にカーブも数球しか投げていないので、良かったかなと言うくらいかな。それよりも真っすぐとスライダーが良かったです」
――球種がたくさんあるが、ピアジンスキーがあなたの投球に慣れるまで時間がかかるか? あと、今日はサインに対して何回首をふったか?
「日本ハムで7年間組んだキャッチャーでも首を振ったり、僕は僕の投げたい球を投げるっていうピッチャーなので、それをAJがどこまで受け入れるかが、この春に入って心配というか、評判の悪い選手なので…。でも、それを思っているのとは逆にすごく受け入れてくれるというか、すごく大人っていうか。大人が子どもをあやすような感じでキャッチャーとして受けてくれているので、それは僕が1番必要としてるキャッチャーだから、すごく投げやすいです」
多彩な変化球が持ち味のダルビッシュだが、1つ1つのボールの質もハイレベルであることを証明した一戦。特に、直球とスライダーはメジャーでもトップクラスであることを強烈に印象づけた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count