メジャーリーグにおける今オフの勝者と敗者は?

ヤンキースと破格の契約を結んだエルズベリー

 ウィンターミーティングが終わり、大リーグのストーブリーグも一区切りが付いた。米国時間16日(日本時間17日)には新たなポスティング・システム(入札制度)が正式に締結され、楽天・田中将大投手(25)がメジャー挑戦に踏み切るかどうかが決まることで、第2ステージに突入する見込みだ。米紙ニューヨーク・ポストは、ここまでの動きで今オフの勝者と敗者をランク付けした特集記事を掲載した。

 まずは勝者から。

【1】ジャコビー・エルズベリー
 剛腕の代理人スコット・ボラス氏の力もあり、30歳の外野手はヤンキースと7年1億5300万ドル(約157億6000万円)という破格の契約を結んだ。同じくボラスの顧客である秋信守、ステファン・ドリューがどの程度の契約をゲットできるかにも注目だ。

【2】オークランド・アスレチックス
 ア・リーグ西地区を2連覇中の曲者チームは、復活した先発左腕スコット・カズミアーを2年2200万ドル(約22億7000万円)で獲得。さらに、救援のルーク・グレガーソン、ジム・ジョンソン、俊足外野手のクレイグ・ジェントリーと契約するなど、順調に補強を続けている。

【3】ワシントン・ナショナルズ
 先発右腕のダグ・フィスターをトレードでタイガースから獲得し、ネイト・マクロースともサインして外野の補強にも成功した。

【4】ジョー・トーリ
 ストーブリーグとは関係ないが、MLB副会長としてビデオ判定の拡大を決めるなど手腕を発揮。ウィンターミーティング中には、ヤンキースやドジャースなどでの監督としてのキャリアも評価され、野球殿堂入りも発表された。

【5】ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム
 ホワイトソックスからへクター・サンティアゴ、ダイヤモンドバックスからタイラー・スカッグスと若手の先発候補を獲得。一方で、今季は不振だったマーク・トランボをダイヤモンドバックスに放出した。

【6】捕手たち
 ブライアン・マッキャンをはじめとして中心的な選手はほぼ移籍が完了し、来年だけでなく再来年まで動きはなさそうだ。

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