マー君の移籍先に最適なのはどこ? メジャー各球団のメリットとデメリット
レンジャーズでダルビッシュとチームメイトに?
【マリナーズ】
○メリット 資金力豊富で大型契約が期待できる。ヘルナンデス、岩隈久志と2本柱がしっかりしているため、重圧も少ない。特に、楽天時代に苦楽を共にした岩隈の存在は心強い。カノと大型契約を結んだことで、注目とプレッシャーも分散されるだろう。
○デメリット カノが加わったとはいえ、得点力は低い。打線が貧弱でなければ、今季の岩隈の勝ち星はもっと伸びていたはずだ。守備にも不安が多い。観客動員にも苦しんでおり、球場はガラガラ。戦力的には優勝を狙うことも難しく、モチベーションを維持できるかが不安だ。
【エンゼルス】
○メリット ロサンゼルス近郊のアナハイムに本拠を置き、気候は温暖で安定している。ホームランの出にくいエンゼルスタジアムも投手にはプラスだ。低迷しているが、資金力豊富で戦力は充実しており、ツボにはまれば快進撃もあり得る。田中に多くの勝ち星が付く可能性を秘めている。
○デメリット プホルス、ハミルトンとFAで獲得した大物がことごとく期待を裏切り、戦力が結果に反映されていない。エンゼルスに加入すると、なぜか力を発揮できなくなるというジンクスは、田中にとっても不安材料だ。ワンマンとして知られるソーシア監督は個性が強く、選手と衝突することも多い。ブルペンも脆弱だ。
【レンジャーズ】
○メリット 田中が師と仰ぐダルビッシュ有の存在は何よりも大きい。的確なアドバイスをしてくれる先輩がいることで、メジャーへの適応もスムーズになるだろう。ワシントン監督が日本人の性格を理解していることもプラス材料だ。フィルダー、秋信守が加わったことで打線も強化され、援護も期待できる。
○デメリット 本拠地はメジャー屈指の「バッターズパーク」とされている。乾燥していて、ホームランが出やすい。しかも、夏は40度超の猛烈な暑さに見舞われる。これらの条件には、ダルビッシュも苦しんでいる。フィルダー、秋信守が加わり、資金力にも不安がある。