果たして「松坂世代」の復活はなるか トミー・ジョン手術からの再起を目指す男たち
トミー・ジョン手術からの再起を目指す3選手
メッツからFAとなっていた松坂大輔投手(33)が、マイナー契約で同球団と再契約するというニュースが複数メディアで報じられている。正式に合意が発表されれば、2月からのスプリングトレーニングに招待選手として参加する見込みで、開幕メジャーを目指すことになる。所属先がメッツとなるならば、昨年の9月に先発ローテーションの一角を務めて好結果を残しただけに、見通しはより明るいと言えそうだ。
今春のキャンプには、カブスとマイナー契約を結んだ和田毅投手(32)も生き残りをかけ、招待選手として参加する。一方で、同じカブスの藤川球児投手(33)は5月のメジャー復帰を目指し、すでにアリゾナ州のキャンプ施設でトレーニングを再開している。
この3人に共通しているのは、1980年生まれ(和田は早生まれ)の「松坂世代」である点。そしてメジャー挑戦後に肘の靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けている点だ。苦難を乗り越え、完全復活を果たすことは出来るのだろうか。
「松坂世代」にトミー・ジョン手術の経験者が多いことは、偶然では片付けられない。日本でプレーしている選手でも、ヤクルトの館山昌平、巨人の久保裕也らが手術に踏み切っており、藤川は「舘山も久保もやっているし。(2011年6月に手術した)松坂が1番最初でしたけど、みんなやりましたから。いいピッチャーと言われる部類は」と話している。