今日開幕の東京六大学野球 プロ注目の3投手はこの男たち
タレント揃いと評判の高い今年の東京六大学野球
4月12日から神宮球場で東京六大学野球が開幕する。今年はドラフト1位候補に挙がる好投手がおり、タレント揃いと評判が高い。中でもAランクとされる3人の投手を紹介したい。
【早稲田大学・有原航平投手(広島・広陵高校出身)】
最速156キロを投げる長身右腕。高校時代は甲子園も経験している本格派だ。1年春からリーグ戦に登板している。巨人をはじめとする複数の球団が上位候補にリストアップしている。即戦力としての期待は高い。
有原の武器はやはりストレート。スピードはもちろんのこと、昨年あたりからコントロールもよくなった。直球を生かすためにスライダーやカットボール、ツーシームを織り交ぜる配球を心掛ける。
手先は器用で最近では「チェンジアップが思ったところにいくようになってきた」と打者のタイミングを外すボールも覚えた。オープン戦ではアメリカ遠征で昨年の全米大学王者のUCLAなどと対戦。強打者たちを抑え込むなど経験を積んだ右腕がどこまで飛躍するか。
【法政大学・石田健大(広島工業高校出身)】
こちらも有原同様、広島県出身の左腕。カープをはじめ、左投手がほしいチームは逃したくない存在だ。最速150キロのストレートにカーブ、スライダー、チェンジアップを操る。
高校時代から注目を集める左腕だったが、怪我がちで本来の力を発揮できなかった。3年夏は優勝候補も、県大会準々決勝で敗退。プロ行きも考えたが当時の監督と話し合い、「急がずにじっくりとやっていけばいいのではないか」と背中を押され、プロを視野に入れながら進学を決意した。
大学1年の秋から頭角を現し、ここまでリーグ戦15勝。広島や楽天などが高く評価しており、ドラフト前に大学ナンバーワン左腕の称号を勝ち取りたいところだ。