延長14回の消耗戦でヤンキースのブルペンが窮地に 指揮官は次戦先発の田中将大に「ロングイニング登板指令」
レイズ監督は田中に関する質問にジョークを交えて回答
一方で、相手の名将はルーキー右腕との対戦を心待ちにしている。田中とは初対戦となるレイズのジョー・マドン監督は、2日の試合前に印象を語った。弱小球団を強豪に育て上げ、メジャー屈指の知性派監督としても名高い男は、絶賛を浴びている右腕の投球を直に見るのが待ち遠しいようだ。
「テレビで少し見た程度だから、具体的な意見を言うことは出来ない。まずは(生で)見てからだね。でも、いいスターターで、昨年は日本で素晴らしい成績を残したことは知っている。だから、とてもいい投手だと想像している。ストライクゾーンを広く使って、多彩な変化球のコンビネーションがいいようだ。でも、何かを話すのは明日見てからにしよう」
周囲への気配りを欠かさない名将らしく、慎重に言葉を選んだ。だが、同時にジョークを交えたリップサービスを忘れることもなかった。
「東京からニューヨークまで(ボーイング)787で来たことだけは明らかだ。彼のワイフと愛犬と友達2人と一緒にね」
田中が2月に渡米する際、チャーター機を5人だけで貸し切って来たことを引き合いに出し、笑いを誘った。