ついに「ピッチャー・イチロー」が誕生か!? 地元紙の特集にヤンキース監督も前向きな姿勢を示す

「もし100球投げてくれと言われたらストレッチを入念に」

 一方で、イチローが登板した場面を見たことがあるというジラルディ監督も、緊急時にはイチローの起用を検討すると明言したという。

「彼が投げられるかどうか、間違いなく聞いてみるだろうね。彼はとても素晴らしいボールを持っているようだ」

 イチローは1年を通して肩の強さを維持するためのトレーニングを行い、遠投も欠かさない。40、50球を投げることは問題ないという。「もし100球投げてくれと言われたら、ストレッチを入念にしないといけない」と通訳のアラン・ターナー氏を介して話している。

 記事では、1996年の日本でのオールスターでイチローがマウンドに上がり、高津臣吾投手を打ち取った場面を詳しく紹介。マウンドに上がったのはその時が最後だが、イチロー自身はそれを最後の登板にはしたくないと考えているようだ。

「それはヤンキースタジアムや(マリナーズの本拠地)セーフコ・フィールドでファンが見たがっていることだと思います。とても楽しいことになるでしょうね」

 愛工大名電高時代に投手を務めていたイチローは、ケガで野手転向を余儀なくされた。それだけに、「ピッチャーをやっていた人間なら誰でも、マウンドに戻ることは夢です」と強い思い入れがあることを明かしている。

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