松坂大輔の先発ローテーション入りが遠ざかる!? 不振の救援右腕・バルベルデが解雇に

ブルペンの弱体化で松坂の先発復帰は遠のく

 メッツのブルペンは危機的状況だ。開幕時にクローザーを任されていたボビー・パーネル投手は4月8日にトミー・ジョン手術を受けて今季絶望となった。その後、クローザーとして奮闘したカイル・ファーンズワース投手は条件面の問題からマイナー降格。5月16日にFAとなり、翌日アストロズと契約した。そして、バルベルデも解雇となった。

 25日のダイヤモンドバックス戦で今季初先発し、2勝目を挙げた松坂の今後の起用法にも大きな影響を与えそうだ。

 今季は中継ぎでの登板が続いていたが、ダイヤモンドバックス戦ではスポット・スターターとして6回3安打2失点と好投。2回にタイムリーヒットも放つなど、大活躍した。今後の先発復帰を大いに期待される内容だったが、コリンズ監督は試合後、「先発で投げたいという彼の気持ちを、チームの誰もが理解している。基本的に、今後先発としての仕事が続くことはないのだけれど、彼をそこで起用した」と説明していた。

 バルベルデの電撃解雇で元々手薄だったブルペンは一層弱体化した。先発、中継ぎ、抑え。どんな起用法でも黙々と結果を出し続けている松坂にとって、悲願である先発復帰は一層遠ざかりそうな気配が漂ってきた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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