昨季の世界一球団に一体何が? 上原&田澤らの活躍で連敗を「10」で止めたレッドソックスの巻き返しはなるか
最強クローザーが活躍する状況は生まれるのか?
26日のブレーブス戦では、5点を追う5回にペドロイアの2点タイムリーで追い上げると、続くオルティスが3ランを放ち、一気に追いついた。チームリーダーのホームランが飛び出したのは、連敗前の14日のツインズ戦以来だった。オルティスは、さらに7回に決勝の犠牲フライを放ち、チームを連敗脱出に導く大活躍。主軸が打たなければ、やはり勝利をもぎ取るのは難しいということなのだろう。
ボストン・グローブ紙によると、過去、シーズン中に10連敗を喫してプレーオフに進出したのは、1951年のニューヨーク・ジャイアンツ、1982年のブレーブスの2チームしかいないという。
現在、地区首位のブルージェイズとは8ゲーム差で、可能性は決して低くない。打線が復調すれば、田澤、上原が支えるブルペンは安定感があるだけに、巻き返しが期待できる。ただ、地元紙が指摘するように、本当にチーム内に不協和音が流れているなら、今後も厳しい戦いが続くことになるだろう。
ブレーブス戦後、上原はツイッターで「皆さん、勝ちました(o^^o) 止まりましたよ」とつぶやき、久々の勝利を喜んだ。昨年のように、最強クローザーが獅子奮迅の活躍をする状況は生まれるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count