田中将大のここまでの活躍は年俸37億円ペース!? 現地メディアが分析記事を掲載

既に高い数値を叩きだしている田中将大

 記事ではヤンキースが7年総額1億5300万ドルで獲得したジャコビー・エルズベリー外野手(前所属レッドソックス)についても分析。2190万ドルという平均年俸について、「MVP級のパフォーマンスを意味する」とし、同選手が2011年にそのような活躍(32本塁打、39盗塁、105打点)を成し遂げた点にも触れている。

 反面、今季開幕後の2ヶ月でWARはわずか「0・4」。まだ結論を出すには早急としながらも、「ヤンキース強化部の決断は最初から悩み深いものとなっている」と分析している。また、エルズベリーが2010年から2013年までレギュラーシーズン648試合中384試合しか出場していない点にも触れ、「パワーとスピードを兼ね備えた、歳を取り始めたセンターにヤンキースは払い過ぎた」と結論付けている。

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高いWARの数値を叩きだしている田中【写真:Getty Images】

 そして最後に分析されているのが、ヤンキースの田中将大投手(前所属楽天)。ヤンキースはポスティングの譲渡金2000万ドルに加え、7年総額1億5500万ドルで日本人右腕を獲得しており、記事では「ヤンキースはメジャーで登板経験を持たなかった選手に年平均2500万ドルを費やすことが可能な資金力を持つ数少ないクラブである」としている。また、「これは危険な賭けだったが、田中はすでにWARで『2・0』という高い数値をたたき出している」と伝えている。

 さらにこの調子を維持した場合に、今季終了時には年俸3700万ドルに相当する働きをすることになると分析。田中はすでにメジャーに適応し、なおかつ支配できることを証明しているとした上で、田中がまだ25歳であること、この契約によってヤンキースが田中の全盛期のパフォーマンスを手にすることができるという点にも触れている。

 田中について高く評価した分析記事では、「ヤンキースは特別な才能を素晴らしい条件で獲得した」と結論付けている。まだシーズンの3分の1を消化している段階だが、圧倒的な活躍を見せる田中の評価は高まる一方だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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