田澤、上原の好投などでレッドソックスが2戦連続サヨナラ勝ちも退場者4人を出す大荒れの試合に オルティスは「これは戦争。まだ終わらない」

4人の退場者を出す大荒れの試合

 因縁の対決が、またも荒れた。上原浩治投手、田澤純一投手の所属するレッドソックスが本拠地でレイズと対戦し、4人の退場者を出す大荒れの試合となった。両チームは、25日に行われたレイズ本拠地の試合でも大乱闘を演じていた。レッドソックスは上原、田澤の好投もあり、延長の末に試合を制したが、ますます両チームの溝が深まる形となったことを地元紙ボストン・グローブなどが報じている。

 引き金となったのは、初回のプレーだ。レッドソックスの主砲デビッド・オルティスが打席に立つと、レイズのエース左腕デビッド・プライスが初球を腰付近にぶつけた。意図的とも取れる1球にオルティスは憮然とした表情。すると、すぐさまダン・ベリーノ主審がプライス、両ベンチに警告を出した。

 だが、レッドソックス側はジョン・ファレル監督がベンチから飛び出して主審に抗議。二、三言を発したところで、わずか数秒で退場を宣告された。“Fワード”を含む過激な発言があったという。

 4回には、今度はプライスがマイク・カープに対して再び死球を与えた。これはボールが抜けただけのようにも見えたが、カープは激怒し、両チームのベンチから選手が飛び出して乱闘に発展した。

 終了後、審判団が協議して退場者は出なかったが、今度はファレル監督に代わって指揮を執っていたベンチコーチのトレイ・ロブーロ氏が「プライスが退場になるべきだ」として猛抗議。最後は帽子を地面にたたきつけ、三塁塁審のジェフ・ケロッグ氏に退場を宣告された。

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