5人のチームメートが語る田中将大の底知れぬ魅力 「彼はたくさんの球種で相手を倒せる」
ロバートソン「彼は我々の支えとなっている」
今季から守護神を務めるデビッド・ロバートソンも田中に魅了されている1人だ。ルーキーをローテーションの柱であると認めている。成功の鍵は25歳らしからぬ落ち着きと高い制球力にあると見ているようだ。
「彼はとてもいいね。我々の支えとなっている。とても頼れる存在だ。特に、(ケガで)CC(サバシア)がいなくなって、“ビッグ・マイク”(ピネダ)を早くに失ってからは、彼はとてもいい。落ちついているし、ストライクゾーンにボールを投げることが出来る」
セットアッパーへと成長したアダム・ウォーレンが評価するのは、また違う魅力だ。それは田中が見せる闘争心。地元メディアから「ブルドッグ」と称えられる強靱な精神力は、間近で見ているチームメートが最もよく分かっているようだ。
「マウンド上での激しさだ。彼はカウントが2-0(2ボール0ストライク)になることが気にくわないんだ。そして、すべての投球で素晴らしいボールを投げたいと思っている。その闘争心の強さは本当にすごい。確かシカゴでの試合だったと思うが、彼は自分の思い通りに投げられたと感じていなかった。僕は彼にグッドジョブだと言って、『なぜ怒っているんだ』と聞いたら『良く投げられなかった』と話していた。でも、彼は勝ったんだ。彼は自分自身に多くのことを期待していて、それが、彼が素晴らしい理由なんだと思う」