今季10勝目のダルビッシュに両軍監督が賛辞 「感情を表に出したことが嬉しい」「際立ったボールを持っている」
指揮官はダルの燃えるような闘争心を評価
レンジャーズのダルビッシュ有投手が28日(日本時間29日)のヤンキース戦に先発し、7回を9安打8奪三振1四球2失点で今季10勝目(6敗)を挙げた。4-2の勝利に貢献した右腕はレンジャーズのロン・ワシントン監督とヤンキースのジョー・ジラルディ監督から称賛されている。
4-2リードで迎えた7回2アウト2、3塁の大ピンチでダルビッシュが魅せた。3番打者のブライアン・マッキャンをスライダーで空振り三振に仕留めると、2度咆哮した。感情を露わにしながらマウンドを降りると、本拠地のグローブ・ライフ・パークに訪れた4万4508人の観衆から「YUUUUU」という大きな歓声が巻き起こった。
ESPNによると、ロン・ワシントン監督は気合いをみなぎらせたエースに「あれこそが彼の闘争本能の一例だよ。厳しいイニングだった。彼が切り抜けなければ、同点に追いつかれる可能性もあった。もちろん、彼は感情を露わにしてもっともだ。緊張状態だったから、彼が感情を表に出したことが嬉しい」と語り、燃えるような闘争心を評価している。
9安打を許したピッチングについて、指揮官は「彼は打たれたけれど、持ちこたえた。少し精神的に動揺したように見えるイニングもあったけれど、屈せずに投げ続けた。自分のピッチングを取り戻した。速球の制球が今夜はなかったから、変化球をうまく使わざるを得なかった。ガードナーとデレク・ジーターを除いては恐るべき仕事ぶりだった」と語り、3安打ずつ打たれたジーターとガードナー以外の打者をしっかりと抑えたことを称えている。