東邦が愛知を制して49代表が決定! 9校が初出場の今夏の甲子園で注目の高校&選手は?
春夏連覇がかかる龍谷大平安と“73発”岡本和真を擁する智弁学園
7月31日に高校野球の愛知県大会決勝が行われ、栄徳を4-2で下した古豪の東邦が2008年以来、6年ぶり16度目の出場を決めた。これで全49代表が決定し、8月9日から甲子園球場で第96回の夏の全国高等学校野球選手権大会が行われる。
初出場校は北北海道・武修館、宮城・利府、秋田・角館、東東京・二松学舎大付、千葉・東海大望洋、兵庫・神戸国際大付属、愛媛・小松、大分・大分高、鹿児島・鹿屋中央の9校になる。
最多出場は京都・龍谷大平安の33度。2番目は静岡高校の23度で、3番目に広島・広陵高校の21度が続く。
注目の学校は春夏連覇を目指す京都の龍谷大平安、プロ注目の大型スラッガー、高校通算73発の岡本和真内野手を擁する奈良・智弁学園。さらに投打でプロのスカウトが評価する150キロ右腕&高校通算54発・松本裕樹のいる岩手の盛岡大付属、高校生トップレベルの捕手でドラフト候補の清水優心が攻守の要の福岡・九州国際大付属、決勝戦で20奪三振の快投を披露した吉田凌ら140キロ以上を投げる好投手を4人も擁する神奈川・東海大相模らが挙げられる。
その他にも、昨秋の神宮大会覇者の沖縄尚学もライアン投法の山城大智を中心に戦力が充実。岐阜の大垣日大のエース高田航生、栃木・作新学院の朝山広憲ら昨夏の甲子園経験投手の成長にも期待だ。
1年生で地方大会から登板する二松学舎大付の左腕・大江竜聖、愛知県内で中学時代から有名だった東邦の140キロ右腕の藤嶋健人らルーキーたちにも注目が集まっている。
昨夏を沸かせた群馬・前橋育英の高橋光成、愛媛・済美の安楽智大ら好投手が見られないのが残念だが、新しいスターの誕生と球児たちが繰り広げる熱戦に期待したい。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
【参考】第96回全国高等学校野球選手権大会 出場校一覧
北北海道・武修館高等学校
南北海道・東海大学付属第四高等学校
青森・八戸学院光星高等学校
岩手・盛岡大学附属高等学校
秋田・角館高等学校
山形・山形中央高等学校
宮城・利府高等学校
福島・聖光学院高等学校
茨城・藤代高等学校
栃木・作新学院高等学校
群馬・高崎健康福祉大学高崎高等学校
埼玉・春日部共栄高等学校
千葉・東海大学付属望洋高等学校
東東京・二松学舍大学附属高等学校
西東京・日本大学鶴ヶ丘高等学校
神奈川・東海大学付属相模高等学校
山梨・東海大学付属甲府高等学校
新潟・日本文理高等学校
長野・佐久長聖高等学校
静岡・静岡高等学校
愛知・東邦高等学校
岐阜・大垣日本大学高等学校
三重・三重高等学校
富山・富山商業高等学校
石川・星稜高等学校
福井・敦賀気比高等学校
滋賀・近江高等学校
京都・龍谷大学付属平安高等学校
大阪・大阪桐蔭高等学校
兵庫・神戸国際大学附属高等学校
奈良・智弁学園高等学校
和歌山・市立和歌山高等学校
岡山・関西高等学校
広島・広陵高等学校
鳥取・八頭高等学校
島根・開星高等学校
山口・岩国高等学校
香川・坂出商業高等学校
徳島・鳴門高等学校
愛媛・小松高等学校
高知・明徳義塾高等学校
福岡・九州国際大学付属高等学校
佐賀・佐賀北高等学校
長崎・海星高等学校
熊本・城北高等学校
大分・大分高等学校
宮崎・日南学園高等学校
鹿児島・鹿屋中央高等学校
沖縄・沖縄尚学高等学校