いよいよ夏の甲子園の抽選会 強豪校、注目選手、名将、ドラマ再現……話題性十分の今大会初戦の行方はいかに
東海大系列高校が4チーム出場は史上初
○ドラマは再び起こるのか
春3回の優勝を誇る広島の広陵も投打のバランスがよく、上位を狙えるだろう。その広陵と2007年の夏の決勝で対戦し、逆転満塁ホームランで優勝した佐賀北も今大会に出場する。この2チームが同じ大会に出場するのはその年以来のこと。また石川大会の決勝戦で0-8から9回に9点を取り、逆転で優勝を決めた星稜高校の戦いにも注目が集まる。
○史上初、東海大系列高校が4チーム
縦じまのユニホームが同じグラウンドでまじわるシーンが見られるかもしれない。北海道の東海大四、神奈川・東海大相模、千葉・東海大望洋、山梨・東海大甲府が出場する。どの高校の指揮官も「直接、当たりたくないです」と話している。上に勝ち上がれば、当然、対戦も出てくるだろう。中でも東海大相模は4人の好投手がそろい、相手学校にとっては脅威だ。
○70歳超え、名将監督が率いるチーム
過去、愛知・東邦で30年以上指揮を執ってきた阪口慶三監督が率いる岐阜・大垣日大が2年連続で出場。阪口監督は今年で70歳を迎えた。自身30回目の記念すべき出場となった甲子園でどのような采配を示すか。2009年に県勢初の甲子園準優勝をした新潟の日本文理・大井道夫監督は72歳。まだまだ2人とも元気いっぱいで甲子園で声を出す。そのベンチの姿は同世代の人たちへの活力にもなるだろう。