甲子園で熱戦を繰り広げる猛者たち 歴史を塗り替える記録は生まれるか

健大高崎の脇本直人の“足”に注目

 また、大会を通じての最多打点記録更新を期待されたのは九州国際大付の古沢勝吾(3年)。福岡大会ではサイクル安打をはじめ、打率.481、打点13を記録した。古沢は3番打者だが、4番にはプロも注目する清水優心(3年)が座っているため、対戦バッテリーは古沢との勝負を避けづらい。得点圏に走者を置いて古沢の打席を迎えられれば、その勝負強い打棒が火を噴く。

 しかし岡本を擁する智弁学園は明徳義塾に、九州国際大付は東海大四に敗退し、初戦で姿を消した。古沢は東海大四戦で1安打したが、打点をあげられず。15日に4-10で敗れた智弁学園の岡本は2安打したものの、一発は出なかった。

 ただ、もう一人注目の選手がいる。健大高崎の脇本直人(3年)だ。

 地方大会での特大のアーチをかけ、スラッガーとしての評価も高いが、脇本に期待される記録は「盗塁」だ。

 現時点の大会最多盗塁は1921年に原田安次郎(当時・京都一商)が記録した8盗塁。また1試合における最多盗塁は原田と、五味芳夫(当時・甲府中)が記録した5盗塁。いずれもはるか昔に打ち立てられたものだ。

 脇本は群馬大会6試合で11盗塁を決めた。シングルヒットからの二盗はもちろん、立て続けに三盗を決められる抜群の盗塁力が目を引いた。健大高崎はチームとしても6試合で35盗塁と機動力に定評がある。盗塁で走者を進めていけば、当然チームの得点も増え、勝利をつかみとれる。

 脇本はすでに5-3で勝利した岩国戦で1盗塁をマーク。チームが勝ち進み、試合数が増えてくると、脇本の大会最多盗塁記録達成も現実味を帯びる。

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