前田健太がメジャー6球団の争奪戦に? 米メディアが分析
「先発投手を探している球団にとってはFAのメーンに」
広島の前田健太投手が今オフのメジャーのFA移籍市場で6球団の争奪戦になると米メディアに分析されている。米地元紙ボストン・グローブが「日本の前田に複数のチームが注視を続ける」と報じている。
記事では「前田健太は昨年の田中将大ほどの注目を集めていない。その理由はほとんどのスカウトが(田中ほど)優秀と確信していないのかもしれない。それでも、レッドソックス、ヤンキース、レンジャーズ、カブスという先発投手を市場で探している球団にとってはFAのメーンに挙がる名前になるだろう」とその市場での評価を分析している。
かねてからメジャー挑戦の希望を口にしている前田の今季の内容も紹介。142イニングを投げ、10勝7敗、防御率2・73。年間200イニング以上を投げたシーズンが過去に3度あったことにも触れている。
田中が楽天からポスティングでメジャー挑戦をした際と同様、肘や肩に対する蓄積疲労や怪我のリスクも考慮されることになるという。田中自身、今季最高のスタートを切りながら7月に右肘の痛みを訴えて戦線を離脱。トミー・ジョン手術を回避し、保存療法でリハビリを進めているが、これまでの日本人投手のケースを踏まえて、怪我へのリスクについてはさらに敏感になるかもしれない。特集では日本人投手がメジャーで直面するハードルとして、中6日という日本プロ野球でのローテーションからメジャーの中4日に適応できるかどうかも指摘している。