田中将大の復帰登板を地元メディアも大絶賛 「復帰戦でスターの輝き」「英雄のような復活」
マウンドを降りる際は観客もスタンディングオベーション
特集では試合前のジョー・ジラルディ監督のコメントも紹介。「タナカが(負傷から)前に進んでくれることを見届けることが、彼にも我々の球団にとって重要なこと。今日、もしも、いいピッチングを見せてくれて、(その後)問題がなければ、もう1度先発してもらう。そこで問題がなければ、気持ちよく前に進める。トミー・ジョン手術は1年がかりの大手術だが、それはまずないだろう」と語っていたという。
田中は試合前に指揮官が決めた70球をきっちりと投げた。ストライクは48球と抜群の制球力も健在。記事では3ボールとカウントを不利にした打席がわずかに1度だったことにも触れている。
ESPNは田中について「英雄のような復活」と小見出しで速報。「タナカはマウンドを降りる際、大観衆からスタンディングオベーションを受けた。ダグアウトに戻る際、珍しいことだが、キャップに手をかけ、観衆に応えた」と報じている。
ヤンキースはすでにプレーオフ進出が絶望的な状況になっているが、田中が手術なしで復帰できるかどうかは来季の戦いにも大きく影響すると見られていた。周囲の不安を吹き飛ばすような田中の復帰登板を、現地メディアもこぞって報じている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count