ヤンキースの来季二塁手候補に日本人選手が浮上!? 地元メディアも加藤豪将を「成長を示した」と評価

マイナーでは「加藤が明確に先んじている」

「彼は成長を示した」と特筆されている理由は、前半戦と後半戦の成績の違いだ。前半戦は打率1割9分、出塁率3割2分、長打率3割1分5厘という低調な数字だったが、後半戦は打率2割5分1厘、出塁率3割8分2厘、長打率3割3分7厘と上昇している。

 ヤンキースのマーク・ニューマン運営担当副社長は、加藤の才能を高く評価。「彼は素晴らしい守備力を持つ。足もある。そして、賢い。出塁するのに必要なアプローチというやつを会得した。それは彼にとって大きな進化だね」と語っている。

 そして、特集では「それは事実だ。加藤のパフォーマンスはこれから彼が到達できるであろう領域を示している」と伸びしろの大きさに期待。現在マイナーで切磋琢磨する二塁手のライバルはアンジェロ・ガムス、アンダーソン・フェリス、タイ・マクファーランド、ドミニカ出身のジュニア・バレラと4選手いるが、「加藤は明確に先んじている」と高く評価されている。

 2年連続でプレーオフ進出を逃したヤンキースだが、イチロー外野手、黒田博樹投手、田中将大投手の日本人トリオは不振のチームで奮闘した。今季限りでイチローと黒田はヤンキースとの契約が満了となるために、その去就が注目されているが、ヤンキース期待の生え抜きで、急成長を遂げる加藤が来季メジャーデビューを果たせるのか、ニューヨークでも注目を浴びている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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