ロイヤルズ青木宣親の同僚が“挑発的発言”!? 「敵地には戻らない」と本拠地決着に自信
相手主砲は「(本拠地に)戻ると信じている」
ただ、これはリーグ最多本塁打数(211本)を誇るオリオールズの打線を目覚めさせるような不要な発言になるかもしれない。40本塁打で今季のホームランキングに輝いた主砲ネルソン・クルーズは「我々は(第6戦が行われるカムデン・ヤードに)戻って来ると信じている。重要なことは自信を失わないこと。他の人間が何を考えていようと関係ない。これが私の答えだ」と静かに闘志をたぎらせている。
また、カレブ・ジョセフ捕手は「彼がなんと言おうと気にしない。もっとでかい獲物を料理しようとしているところなんだ。彼は我々を何とか苛々させたいのかもしれないけれど、気にしない」と語ったという。
敵地2連戦で2勝を上げたロイヤルズは、過去のデータ上で圧倒的有利となっている。ESPNスタッツ&インフォメーションによると、リーグ優勝決定シリーズが4戦先勝で勝ち上がりという形式に変更された1985年以降、敵地初戦と2戦目で連勝した例は過去に11回で、いずれのチームも対戦相手を倒し、ワールドシリーズ進出を決めている。
ワイルドカードで1985年以来となるプレーオフに進出したロイヤルズは、ここまでポストシーズン怒濤の6連勝、いまだ無敗と勢いに乗り、データ上ではワールドシリーズ出場率は100%となっている。そんな中、ダイソンの言葉が決戦の風向きに影響を与えることはあるのか。第3戦以降の戦いに全米が注目している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count