青木がWS第3戦で先発落ちの可能性が浮上 ロイヤルズ監督「全てのオプションを考えている」
先発か、代打の切り札か
だが、今回の特集記事では青木がベンチに回る可能性を指摘。その理由は守備面にあるとしている。記事では「アオキの守備はポストシーズン中に問題となっており、ヨストは頻繁にジャロッド・ダイソンを終盤に投入し、ロレンゾ・ケインをセンターからライトにシフトさせてきた」と指摘。AT&Tパークの外野はかなり広く、ワールドシリーズで不安定な守備があった青木に代わり、足と守備が持ち味のダイソンを先発起用するのではないかという声が地元メディアから出始めている。
また、「守備固めの交代を選ぶのではなく、ヨストはダイソンを先発させ、アオキをピンチヒッターとして起用するかもしれない。アオキはダイソンよりも優れた打者」としており、ダイソンを先発で起用した場合、青木を勝負所で起用できるメリットも存在するとしている。
第3戦の前日会見でダイソン先発の可能性を質問されたヨスト監督は意味深な言葉を残している。
「我々は全てのオプションを考えている。スタジアムの外野は広くて、フェンスの角度も独特。だから、すべてのオプションを考えることにしている」
一方で現地では「青木先発」の声も多いのも事実。先発か、それとも代打の切り札か。どんな形にせよ、青木が勝負強さを発揮できれば、ロイヤルズの29年ぶり世界一も見えてくるに違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count