完封勝利のバムガーナーは“WS史上1位”の防御率0.29! 崖っぷちのロイヤルズも1/3の確率で逆転Vの可能性あり!?
青木、そしてロイヤルズの巻き返しはなるか
そんな圧巻の投球を見せる左腕にねじ伏せられたロイヤルズだが、過去のデータで見るといまだ世界一の可能性が十分に残されているのが分かる。
現在、3勝2敗のジャイアンツはあと1勝で勝負が決まる状況だが、過去、対戦成績が3勝2勝となったのは63回。うちリードしたチームが42回でシリーズを制している。確率的にはちょうど2/3、66.7%と高いが、裏を返せば、2敗のチームが21回、つまり1/3の確率で逆転Vを果たしていることになる。
また、ジャイアンツがワールドシリーズで3勝2敗とリードするのはこれで3回目で、1924年と2002年の両方とも2連敗。これらはロイヤルズの逆転を後押しする数字だ。
第6戦は28日(日本時間29日)にカンザスシティーに舞台を移して行われる。敵地での3連戦で先発落ちしたロイヤルズ青木宣親外野手の奮起も期待したいところ。果たしてどのような結末が待っているのか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count