プロ2年目に向け大瀬良が固い決意 早くも目標を宣言、新球スプリットも習得へ
オフにはマエケンと自主トレも
より一層、成長した姿を見せるため、背番号14は来季に向け、動き出した。
「ストレートがいい時は勝てることが多かったけど、ストレートが悪いと軸になるボールがなくなる。真っすぐ以外に、軸になるボールを作りたい」
こう語るように、宮崎・日南での秋季キャンプからは、ブルペンで、新球スプリットの習得に乗り出した。大瀬良の武器は力強い真っ直ぐと、カットボール。だが、真っ直ぐの調子が悪いと、カットボールのキレまで悪くなった。組み立てに四苦八苦したのは、一度や二度ではない。自分なりに、1年目を振り返り、課題をあぶり出した結果だ。
一部メディアによれば、オフの自主トレを、エース前田健太とともに行うという。この課題に照らせば、前田には、スライダーや2シーム、カーブといった軸になるボールが何種類もある。もう1段階上のレベルへ上がるために、エースの下でも、試行錯誤の日々を送るだろう。
「防御率をもっと下げないといけない。2桁勝たせてもらったけど、防御率は4点台(4・05)。野手の方、中継ぎの方につけてもらった白星。力を借りることは、これからもあるけど、もっと自分の力で勝てるようにしたい。3点台前半までは下げたい」
こう来季の数字の目標を掲げた大瀬良。今季の数字は、決して満足できるものではない。真のエースへ、大瀬良は一歩ずつ、進化を遂げていく。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count