メジャーで高騰する報酬は“適正額”か? 田中将大は年俸総額歴代20位にランクイン

史上最高13年383億円の大型契約誕生を受け、米紙が歴代ランキングを掲載

 メジャーリーグの契約は、やはり桁違いだ。マーリンズが主砲のジャンカルロ・スタントン外野手と13年総額3億2500万ドル(約383億円)で契約を延長した。総額ではMLB史上最高、さらにプロスポーツ史上でも最大規模とされており、まさに歴史を変える超大型契約となった。

 当然、MLBではこれまでにも桁違いの契約が生まれてきた。米全国紙USAトゥデイでは、写真特集で年俸総額の歴代ランキングを掲載。昨オフ、空前の争奪戦の末にヤンキースに入団した田中将大投手が、そうそうたる顔ぶれに混ざって20位に入っている。

 まず、スタントンに続く2位は、タイガースのミゲル・カブレラ内野手。現役最強打者は、今年3月に契約見直しで10年総額2億9200万ドル(約344億円)で合意した。11年連続100打点以上を記録し、2012年には45年ぶりの三冠王。そして、2012、13年には2年連続MVPに輝いただけに、超大型契約は当然と言えるかもしれない。

 ただ、契約最終年の2023年には40歳となるだけに、懐疑的な見方もある。現時点で現役最強打者であることは確かだが、果たして10年後にどれだけのレベルを維持できるのか。高いバッティング技術を誇るだけに、大きく数字を落とすことはなさそうだが、今後の成績はどのような軌跡をたどってくのだろうか。

 3、4位は、いずれもメジャー最強のトラブルメーカー“アレックス・ロドリゲス”内野手。アレックス・ロドリゲス内野手は、マリナーズをFAとなった2000年オフにレンジャーズと2001年から10年総額2億5200万ドル(約297億円)で契約。さらに、2004年からトレードでヤンキースに移籍すると、2007年オフには残り3年の契約延長オプションを行使せず、いったんFAとなって2008~2017年まで10年総額2億7500万ドル(約324億円)で再契約した。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY