レッドソックス、巻き返しに本気の大補強 次なる狙いは岩隈らエース級

トレードでの獲得候補に過去2年間で29勝の岩隈、先発の軸になれる存在

 中でも、フィリーズとマリナーズは有力な先発投手を見返りに期待できることからトレード相手の筆頭候補。フィリーズにはエース格の左腕コール・ハメルズ投手がおり、マリナーズには有望株のタイワン・ウォーカー、ジェームズ・パクストン両投手がいる。

 また、同記者は「実績のある投手を必要とするなら岩隈久志を交換相手に挙げることも考えられる」とみている。レッドソックスはレスター放出後、先発の軸不在であることから、過去2年間で29勝を挙げた右腕はうってつけの存在と言える。

 今オフは早々に抑えの上原浩治投手と2年間の再契約を結び、その後も積極的な補強を展開。これにより、比較的静かなオフを過ごしている同地区のライバル、ヤンキースがどのようなカウンターを仕掛けてくるのか、興味が沸いてくる。

 セスペデス以外にも内外野を守れるベッツ、実績のあるビクトリノ、クレイグ、ナポリら野手の人材は豊富。強打者が欲しいチームとのトレードがまとまる可能性は高く、まだまだ大きな動きがあるだろう。オフシーズンは今後もレッドソックス中心に回っていきそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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