田中将大へのファンの支持率は驚異の94%! ヤンキースでNo1の信頼を集める

黒田も多くのファンが「残すべき」に投票

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黒田博樹【写真:田口有史】

 特に、先発投手陣には不安要素が多い。このアンケートでは、田中とともに先発ローテーションの柱として期待されるマイケル・ピネダが「残すべき」88%、右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けて5月に復帰予定のイバン・ノバが78%と高い支持率を誇っている。

 一方で、一昨年までは絶対的エースだったが、この2年は不調と怪我に苦しんでいるCC・サバシアは40%と、支持が不支持を下回った。今季途中に手術を受けた右膝の状況は不透明で、計算できない。ノバも万全な状態で戻れるかは分からない。

 FA市場最大の目玉となっているマックス・シャーザーを獲得するべきとの声がヤンキースに対して高まっている中で、今季13勝5敗、防御率2.77の好成績を残した田中に対する期待を極めて大きいと言えそうだ。実際には、田中も今年、右肘の靭帯部分断裂で約2か月半離脱しており、不安要素がないわけではないが、ファンの間では高い支持率を誇っている。

 先発投手の不安を払拭するという意味では、FAとなった黒田博樹投手に対する期待も膨らんでいる。ヤンキースとの再契約以外にも、他球団移籍、広島復帰、現役引退と選択肢があるが、ファンは63%が「残すべき」に投票。来季もピンストライプに身を包むことを望んでいる。

 黒田は今季、39歳ながらチームで1人だけ先発ローテーションを守り続けた。鉄人の存在がなければ、名門球団の先発陣は崩壊していたと言われている。ヤンキース移籍後の3年間は大黒柱として存在感を示してきただけに、辛口のニューヨークのファンからの信頼も厚い。

 ブライアン・キャッシュマンGMは現地時間9日、サンディエゴで開催中のウィンター・ミーティング会場で取材に応じ、まだ黒田の代理人と連絡を取っていないと話した上で、連絡待ちであることを明かした。古巣のドジャースなども獲得に動いていると報じられる中、黒田が現役続行を決断した場合、どんな動きに出るのか注目されるところだ。

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