田中将大がNYの人気スポーツ選手3位に 「見逃してはいけない劇場」
「期待値を超えた」田中、来季はヤンキースで唯一の日本人に?
2位は米で最も人気のあるスポーツ、アメフトNFLのニューヨーク・ジャイアンツでプレーするワイドレシーバー、オデル・ベッカム。輝けるルーキーは開幕当初、太もも裏の故障で出遅れたが、数々の伝説のキャッチでファンの心を魅了。わずか11試合でチームの新人選手のタッチダウン数、レシーブヤード記録、キャッチ数を更新する大きなインパクトを残している。
そして、3位で田中が登場する。
「2014年のヤンキースで期待値を超えたわずかな選手の1人。日本から来た男は1億5500万ドル(約187億円)の大型条件で契約し、スプリットの達人は出だしから輝きを放った。マウンドに上がるたびに、見逃してはいけない劇場となった」
寸評ではこう絶賛している。終盤戦は右肘靭帯部分断裂の影響で2か月半も戦線離脱を余儀なくされたが、前半戦の活躍時にはニューヨークで一番の人気者とさえ呼ばれた。
メジャーリーガー、そして、ヤンキースの先輩として尊敬する黒田は広島復帰が決まった。イチロー外野手もフリーエージェントとなり、大都市を去る可能性が高い。来季、ヤンキースで唯一の日本人となりそうなエースが、ニューヨークのスポーツシーンを牽引する。
4位はアイスホッケーNHLのニューヨーク・レンジャーズのゴーリー、ヘンリク・ルンドクビスト。2014年のスタンレーカップファイナルで圧倒的な守備を見せた守護神は、ニューヨーカーのお気に入りだという。
5位はバスケットボールNBAニューヨーク・ニックスのフィル・ジャクソン球団社長。かつて、ヘッドコーチとしてシカゴ・ブルズでマイケル・ジョーダンとともに、ロサンゼルス・レイカーズではコービー・ブライアントとともに11度の優勝を達成し、“ゼン・マスター”の異名で知られる。名将は低迷期の続くニックス再建の切り札としてマジソンスクエア・ガーデンにやってきたが、今季のニックスは歴史的な不振にあえいでいる。