イチローはMLB史上最高の日本人選手 「日本と米国で殿堂入りが約束」
米メディアが特集、「我々が目にしてきた最もダイナミックな万能型選手」
ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっているイチロー外野手が、断トツでMLB史上最高の日本人プレーヤーに選ばれた。黒田博樹投手の広島復帰を受け、CBSスポーツが「最高の日本人MLBプレーヤー」と題した特集記事を掲載。日本が誇る安打製造機は文句なしの1位で、その実績を改めて讃えられている。
記事では歴代日本人選手のランキングを通算のWAR(Wins Above Replacement)で選出。WARとは打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標で、そのポジションの代替可能選手と比較し、どれだけ勝利数を上積みしたかを表す。現在のメジャーで、選手を評価する指標として最も重視されているものの1つだ。
今年までのキャリア14年間で積み上げたイチローのWARは、実に58.8と高い数値を記録。野茂英雄氏が21.8、黒田が21.7、松井秀喜氏が21.3で続いており、イチローは2位以下を大きく引き離している。
今季までに日米通算4122安打をマークし、ピート・ローズが持つ歴代最多記録まで134本に迫っているイチロー。米国だけでも通算2844安打で、3000安打までも156本としている。その実績はあまりにも偉大だ。
「イチローがトップであることは当然だ。彼は日本とアメリカで野球殿堂入りが約束されており、明らかに最高の選手の1人で、我々が目にしてきた最もダイナミックな万能型選手である」